「!帰ろう!」
「部活は?」
「サボる」
私の名前は鮎河
普通の中学2年生…
ただハリポタが大好きでこの前出た最終巻を昨日やっと読み終わったところ
で、この子が花崎
私と同い年で幼なじみ今は同じクラスの子
この子もハリポタが大好きで徹夜してまで読んじゃう子
凄いよね…私はそこまでしない
好きなキャラで良く語り合うけど、二人とも違うからお互いにそのキャラの良いところを言い合ってる時が多い
ちなみに私がリドルでがシリウス
なんでって呼ばないかって?
はって呼ばれるのが嫌いみたい
「家帰ってケータイ持ってアタシの家に集合ね」
「………なにするのさ」
「お楽しみv」
ニコリとが笑うからは何も言わなくなった
家はお互い近く、両親が万年新婚夫婦なため2人で色々なことをしなくてはいけなくて、良くお互いの家に遊びに行く
「じゃあ、また後で」
「じゃあね」
と鍵を開けて中に入ってみれば……
「何これ……?」
部屋の家具が少し変わってました
レトロな感じになっていて、テレビもなければ電気もない。ただあるとすればパソコンが自分の部屋に一台ちょこんとあるだけ
「なんで?」
はケータイを手に持ち一回外に出てみた
すると広がるのは森
家の周りを囲うように森が生い茂り一カ所だけ通れる道があるが凄く怖い…
「に電話…」
近くに何かいる気配があるがではないので少し警戒しながらケータイで電話をかける
明らかに電波がなさそうな場所なのにそれは繋がりプルールと電話音が流れた
『もしもし?』
「ボク、トリップしたかも」
『はぁ?なんで』
「中入ったら見なられない家具がある、それで外出たら一面の森これをトリップと言わず何と言う」
『……もしかして、アタシもしてるかも』
「かもね、に繋がったからこの電話」
『そういうこと、少し待ってよ調べるから』
は電話ごしに笑い大丈夫だよと呟いた
「…そうだね」
じゃあ、切るねとも笑い電話を切った
そして父の電話にかければ案の定かからなかった
はさっきの気配がずっと自分をみているのにいらつき、溜息をついて気配のある方に体をむけた
「出てきなよ」
少しいつもよりトーンを低くして問えば、その気配はコツコツと靴を鳴らしながらに近づいてきた
その気配の男は黒い靴を履き、上は腿の半分ぐらいある長さで左腰あたり一回結んである黒いTシャツを着て下はジーパンを履いていた
左に3個、右に2個の合計5個のピアスを付けていてる
顔つきは俳優ではないかというほど整っていて金色の前髪から見える青い瞳は吸い込まれそうなぐらい美しかった
「貴方は?」
「オレに名はない」
「は?」
「…オレは神だ」
は?神?バカバカしい
神話じゃあるまいし…
「で、その神様が私に何のご用?」
嫌みったらしく自称神に問えば自称神はパチンと指を鳴らした
「全てはが来てから話そう」
その時の近くでまばゆい光が現れた
しかし、それは一瞬で光が消え、光が消えた所にはが立っていた
「?」
「………さて、説明していただこうかしら?自称神様」
「あぁ、だがその前にオレの名前を決めてくれ……」
「「は?」」
なんでよとが問えば自称神は笑って、名前は契約の一部だと答えた
「なんで貴方と契約をしなくてはいけないの?」
「………そら」
「え?」
「名前決めないと私達が連れて来られた意味がわからない……天空って書いてそら」
「天空ね………また上か…」
自称神ことソラは空を見上げ目を閉じた
その表情はとても悲しそうで達は何も言えなかった
しばらくしてソラは自分の世界から戻ってきて説明を始めた
「ここはの言う通り異世界だ…勿論のいた世界とは理が違う」
そこで、一度話を区切り達を見たが達は驚くこともせず目をキラキラさせソラを急がせた
「本来ならお前らはこの世界の別々の時間に行かせるつもりだった」
オレはこの世界とあの世界の神だからなと付け足せばコナは首を傾げは鋭い目でソラを睨む
「つまりは、本当はお互いにこの時間じゃない所に飛ばされるはずが手違いがおきたと」
「そうだ…因みにこの世界はお前らも知ってるハリー・ポッターの世界だからな」
「……じゃあ、ここは子世代が親世代か別の世代ってこと?」
「感動が薄いな………そうだな、ここは俗に言う子世代だな」
少しソラがニヤリと笑えばは目を細めた
「で、私達をどうするんだ?」
「準備が必要だ……一週間あれはできる」
そう…とが頷けばは、はーいと手を挙げた
「その前にアタシ達って魔力あるの?アタシ達はどの時代に行くの?」
「まず、一つ目…魔力はありすぎて困るぐらいだ、二つ目はリドルの時代と親達の時代だ……………魔力の制御をできるようにするためにこのピアスをしてもらう」
勿論そのピアスは自動和訳機能付きだとソラが2人に赤と青のドロップピアスを渡せば二人は耳につける
と二人は片方の瞳に熱が帯びるのを感じた
「「…っ」」
は左目には右目に
「あぁ、忘れてた…満月の前後3日間、まぁ7日間だが……瞳の色変わるからな」
丁度今日は満月か…後4日だ我慢しろとソラはニヤリと笑うががソラを睨むのでソラはそのあと何も言えず、ただ空を見上げていた
「猶予は一週間だ──その間にやるべき事をやれ」
「やるべき事?」
「…あぁ、ただし、元の世界に行くことは出来ないからな」
「その、やるべき事って何さ?」
「………自分がしたいことをすれば良い」
その行動はこの世界のためになるからと達に聞こえないように呟き笑う
「そう?」
「………で、契約の理由は?」
「………一週間後」
と話をはぐらかし天空は消えた
「アタシ達がやるべき事?」
「………取り合えずハリポタ読み直して、大まかな出来事を書き込もう」
「そしたら、本を読みあさりましょうね」
「クス…一週間以内に終われば…な」
が笑えば森達はざわめき、が笑えば風が2人の髪を揺らす
この世界の自然は達を歓迎しているようだ───
この家の中は本の山
本の虫の二人はきっと家の中にある本に目をキラキラと輝かせるであろう
そして、一週間後に備えて全を学び、今後起こる出来事に備えるであろう
「あぁ……帰ったか──。」
ソラの前に暗い赤の髪を持った女が現れた
その女の背中には真っ白い羽が生えていて、それに合わせて短めの黒いワンピースを着ていた
「今のオレは天空だ」
「……予言が下された」
女は羽をバサッと羽ばたかせニヤリと笑った
「誰のだ?」
「先の時代を行く少女は闇へ進み、そこで少女に出会った少年が、後の時代を行く少女を闇へ誘い込むだろう──後の時代を行く少女の選択でその後の世界が変わる」
「……二人か」
「貴方はしっかり守りなさい」
「…………両方をな」
いいえ…と女は首を横に振り真剣な顔をしてソラを見た
「───────。」
その言葉はその女の羽を羽ばたかせた音で消された
「聞こえないんだが」
「自分で探しなさい………それにあのピアスは和訳機能はない筈」
「ああ言えば信じるだろ?…お前らは全ての言葉が話せると言うより」
まぁ、そうね……と女が呟けばソラはニコリと笑った
────神々が動き出した…狂ったこの世界を正常へ導くために……………

☆あとがき☆
神の名前、始めは天って書いてソラでした
2010/4/19 少し修正
2010/11/27 追加修正